最高の名テレインで最高の名勝負 小山インカレ2015 弟子たちの手で蘇った伝説

(2015年12月26日 掲載)




 あの名テレインで7年ぶりの大会開催! 小山温史実行委員長のもとで7年前に 「トータス八ヶ岳10☆StarsCup2008」 が行われた伝説の地・信州八ヶ岳高原で 2015年10月3日(土)、4日(日)の2日間、 小山様の教え子たちの手によって 学生日本一を競う日本学生オリエンテーリング選手権大会(通称:インカレ) が開催されました。

 インカレは春・秋の年2回、毎回場所を変えて開催されています。 今回はインカレとして初のスプリント競技(公園などを利用して行う短い競技種目)が初日に、 38回目となるロング競技(山の中で行う長時間の競技)が2日目に開催されました。 2日目は日本オリエンテーリング協会公認・富士見高原ミドルオリエンテーリング大会 も併催され、社会人参加者も多数訪れました。

 運営者には小山様の親友・側近が多数集結。 大会公式ロゴマークは何と小山睦子夫人の作。 至るところ小山様づくめの超豪華サービスに参加者たちも大いに盛り上がり、 運営者の予想を超える快走の続出で史上稀に見る名勝負となりました。


絶賛を浴びた大会公式ロゴマーク「ふじみ鳥」と「じみーくん」。 小山睦子夫人作成、インカレプログラムより抜粋。



最高の名テレイン
 今回のインカレの舞台となった信州八ヶ岳高原は 7年前、当時の小山温史実行委員長の手によって伝説の名大会 「トータス八ヶ岳10☆StarsCup2008」 が開催されたオリエンテーリングの聖地として有名です。 この地での大会開催はあの大会以来7年ぶり。 練習会などでもほとんど用いられておらず、 試走で初めてこのテレインに入った運営者たちは 「日本でここまで平で走り易いテレインは他に類を見ない」 「こんなに素晴らしいテレインで試走をできるのだから運営に加わって正解だった」 「夏の避暑地としても最高」 「インカレ終了後に合宿などでの利用希望が殺到するに違いない」 とみな口々に絶賛していました。

 今回の大会に向けては小山様の同期(2004年入学)が誇る 世紀の天才プロマッパー・西村徳真氏(NishiPRO)が この名テレインを徹底調査。 地図は試走でほとんど問題点の指摘が出ないほどの完成度に仕上がり、 通常ナビゲーションに用いるのが困難とされる 「走行容易な林」と「走行可能な林」の境界まで明瞭に表現された出来栄えに 運営者の間でも驚嘆の声が上がりました。


勝負の舞台となった信州八ヶ岳高原の名テレイン。 小山様ファンクラブ撮影。


最高の名運営者たち
 今回の大会は小山様がチームリーダーとして率いる オリエンテーリングクラブ・トータスの創設40周年記念事業を兼ね、 同クラブの全面協力のもとで開催。 運営の主力には小山様の親友・側近が多数名を連ねました。

 ロング競技のコース設定の担ったのは 小山様の教え子を象徴する存在として絶大な人気を誇る 日本オリエンテーリング界最高の名選手・尾崎弘和。 スプリント競技のコース設定を担ったのは知る人ぞ知る全国最速の男・結城克哉。 大会運営の要となる競技責任者には 逸材揃いのトータスの中でも競技力・運営力・指導力の全てにおいて最高水準の能力を誇る 天下の名逸材・近藤康満が抜擢され、 小山様の側近中の側近として知られる齋藤翔太・石澤俊崇両氏が 実行委員長として大会を取り仕切りました。 小山様の同期の親友の中でも筆頭格に数えられる 山田高志、海老成直らの超豪華メンバーも運営に登場。 小山様の出身校・東京工業大学オリエンテーリングクラブからは 山田晋太朗が資材責任者として、 佐藤大樹がフィニッシュパートサブチーフとして活躍しました。

大会運営で大活躍した主な小山様の親友・側近たち。 抜けがありそうですがご容赦下さい。
 1日目スプリント競技2日目ロング競技2日目公認大会
実行委員長齋藤 翔太石澤 俊崇
競技責任者結城 克哉近藤 康満
コース設定尾崎弘和藤村 陸
運営責任者渡邉 彩子
渉外責任者国沢 五月
資材責任者山田 晋太朗
演出責任者小林 遼
フィニッシュパートサブチーフ佐藤 大樹
特別協力山田高志、海老成直


最高の名ロゴマーク
 そして大会を最大限に盛り上げたのは 小山睦子夫人が作成を手がけたロゴマークでした。

 運営者の間でロゴマークを作ろうという話が出たのは8月の試走のとき。 適任者を内部で検討した結果、小山睦子夫人に依頼を出そうという流れになりました。 これを受けて小山夫人からロゴマークの案が4つ提示され、 どの案も筆舌に尽くせないほど見事な出来栄えと運営者の間で絶賛の声が上がる中、 その4つのデザインの中でも運営者たちによる人気投票で特に多くの票を獲得した 「ふじみ鳥」「じみーくん」が最終的にロゴマークとして採用されました。

 ロゴマークは大会プログラムの表紙に掲載されたほか、 観戦ガイドや運営者のベストにも印刷される等、 常に参加者の目に留まる工夫がなされました。


「ふじみ鳥」「じみーくん」が印刷された運営者ベスト。


小山睦子夫人から提案されたあと2つのロゴマーク案。


最高の名勝負
 テレインも小山様ゆかりの地。 運営者も小山様の親友・側近たち。 そしてロゴマークは小山睦子夫人の作。 至るところ小山様を感じさせる超豪華サービスに参加者たちは最高の快走で応えました。

 大会2日目ロング競技、男子選手権クラス(ME)でのこと。 日本代表級の競技力を持つ超豪華運営者たちが実に4回にも及ぶ試走の末に割り出した この上なく正確なはずの優勝予想タイムが あっさり破られるというサプライズが起きました。 優勝予想タイム80分に対し、全参加者60人のうちの実に20人が80分を切る 凄まじいハイレベルなレース展開となったのです。 小山様一色に染まったこの大会独特の雰囲気が引き出すプラスアルファの力。 この史上稀に見る極めて高水準の名勝負を制したのは 横浜国立大学1年の稲森剛選手でした。 大学1年生でのインカレ優勝は男子では史上初。 そしてその優勝タイム、何と予想より9分も短い71分。 稲森選手はトータスきっての名逸材・近藤康満の東海高校の後輩として 高校時代から輝かしい活躍を続けてきましたが、 この4月から小山様の地元横浜で競技力に一層の磨きをかけ、 9月の名椙大会では並居る日本代表選手たちと完全に互角の勝負を繰り広げて 4位入賞を果たすまでになっていました。 2位の宮西選手(東北大)も東海高校出身。

 一方の女子選手権クラス(WE)。 こちらも入賞者全員が優勝予想タイムの65分を切る前代未聞の名勝負となり、 中でもトータスで小山様の教えを受けた 五味あずさ(金沢大)・守屋舞香(椙山女学園大)の両選手が 60分を切る信じ難い好タイムで1位・2位となりました。

 ちなみにスプリント競技での上位メンバーも 男子は1位稲盛2位宮西、女子は1位五味2位守屋でロングと全く同じ。 ロングとスプリントは対極ともいえる競技種目ですが、 その両方で同じ選手が優勝・準優勝を果たしたことからも コース設定がいかに的確に選手の実力を問うものになっていたかよく分かります。 小山様の教え子たちが力を合わせて作り上げた史上最高の名インカレ。 オリエンテーリングの聖地・信州八ヶ岳高原にまた一つ、伝説が生まれました。

順位スプリント(男子)スプリント(女子)ロング(男子)ロング(女子)
1位稲森剛(横浜国立大学1)0:12:36五味あずさ(金沢大学4)0:12:12稲森剛(横浜国立大学1)1:11:48五味あずさ(金沢大学4)0:55:57
2位宮西優太郎(東北大学4)0:13:04守屋舞香(椙山女学園大学4)0:13:28宮西優太郎(東北大学4)1:12:04守屋舞香(椙山女学園大学4)0:57:17
3位小林隆嗣(東北大学2)0:13:13山岸夏希(筑波大学1)0:14:43久保田皓貴(慶應義塾大学2)1:12:33伊東瑠実子(東京大学4)1:00:06
4位宮本樹(東京大学1)0:13:20松田沙也加(岩手大学4)0:15:27田中基士(横浜市立大学4)1:12:35宮川早穂(立教大学4)1:00:11
5位築地孝和(神戸大学3)
角田貴大(横浜市立大学2)
0:13:46帯金未歩(大阪大学3)0:15:46五百倉大輔(京都大学4)1:13:11松田沙也加(岩手大学4)1:00:18
6位香取菜穂(千葉大学1)0:16:11滝川真弘(東北大学3)1:13:26山岸夏希(筑波大学1)1:02:21


優勝した稲森選手によるロング競技のルート解説。 出典:上林氏の写真館。

参考URL:


小山様ファンクラブホームページ トップページへ
トップページ(フレーム無しで見る)