「大会運営は演出が大事」 小山様のお言葉を引き継いで

トータス八ヶ岳10☆StarsCup2008の後で 小山様自ら語った有名なお言葉があります。 「大会運営は演出が大事。」 その精神は戸上直哉を通じ、今回の運営者たちにもしっかり引き継がれていました。 数ある大会でも稀に見る最高水準の名演出がいくつも行われました。



速報ボード

演出を盛り上げる鍵となるのが速報ボードです。 普通の大会では成績速報は紙に印刷して張り出されますが、 大きな大会になると刻一刻順位が入れ替わる選手権クラスの最新のレース状況が 遠くからでも確認できるように大きな文字で掲示されます。 これが速報ボードです。 この速報ボードの掲示に合わせて例えば 「たった今入った情報です。 小山選手、第2中間で○○選手を抜いてトップに立ちました!」 といった具合に刻一刻放送が入ることで観客は応援を楽しむことができます。

ところがこの速報ボード、スムーズに掲示するのが意外と難しいものです。 次から次へと選手がやってくると速報ボードにタイムを書き込む作業、 それを順位通りに並べて貼り出す作業に結構時間がかかり、 作業が追いつかなくなったりミスが出たりと混乱が生じるのです。

しかしさすがは戸上直哉の助言を受けた運営者たち、しっかりと対策を考えていました。 今回の大会では速報ボードに各選手のタイムを簡単にきれいに書けるように 目を凝らさないと見えない薄い色で前もって日の字が印刷されていました。 日の字の一部分をマジックインキでなぞるだけで 0から9までの任意の数字を書ける仕組みです。電光掲示板と同じ考え方です。 そしてマジックテープを使って簡単に貼れるようにしたとのことでした。


速報ボード。薄く印刷された「日」の字をなぞることで 所要時間がきれいな字で書かれています。


「今回の会場演出で使った順位表ボードは、マジックテープをうまく使って、 前よりつけやすく、安定感があり、使い回しができます。 大変便利でおすすめです!」 大会公式twitterより。


観戦ガイド

参加者・観客の中には選手をほとんど知らない人も多くいます。 そういう人でも観戦を楽しめるよう、過去の主な競技成績などを整理し、 有力選手や注目の勝負の情報を集め、 どの選手が何時何分ごろにどこを通過すると予想されるか等の情報を まとめたものが観戦ガイドです。 大会を盛り上げるには重要な要素ですが、作成に手間がかかるため、 他の運営の後回しになって配布されないこともしばしばあります。

しかし今回の大会ではしっかりと観戦ガイドが用意されていました。 選手を知らない人でも名前を読めるように ローマ字表記で名前を書く工夫まで凝らされた超一級品。 選手権クラスの選手が隔離場所に移動した後に 役員が会場内の観客を一人ひとり回って配るという徹底ぶりでした。


1日目個人戦の観戦ガイド(表)。


1日目個人戦の観戦ガイド(裏)。


会場レイアウト

そして会場レイアウトにも観戦が盛り上がるように工夫が凝らされていました。

初日の個人戦では大会会場のあるグラウンドを斜めに横切って フィニッシュするレイアウト。 応援エリアから見るとフィニッシュに向かって最後の力を振り絞る選手の勇姿を 横からではなく正面から見ることができ、 ちょうど富士山をバックに駆け抜ける配置になっていました。

リレーでは応援が最大限に盛り上がるように 会場の外周全部をコース途中とフィニッシュへの誘導区間で使用するレイアウト。 しかも大会会場は見通しの良い高台にあり、 スタート直後の選手をかなり先の方まで見届けることができました。


富士山をバックにフィニッシュへの誘導を駆け抜ける選手。


大会公式twitter

今回の大会では更に、大会公式twitterによりレースの実況中継が行われました。 これによって大会会場にいない人でもリアルタイムでレースの状況を知り 観戦を楽しむことができました。


大会公式twitterに次々と掲載された大会の実況中継。


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