尾崎弘和 ロングに続きスプリントでも日本一

(2015年12月29日 掲載)


最高の快走を見せた全日本スプリント決勝での尾崎選手。出典:上林氏の写真館。



 スプリント競技でオリエンテーリング日本一を競う 「第8回全日本スプリントオリエンテーリング大会」 が2015年10月31日、長野県松本市「信州スカイパーク」で開催され、 小山様の教え子の筆頭格として第一線で活躍を続ける 日本オリエンテーリング界最高の名選手・尾崎弘和が優勝を勝ち取りました。

 オリエンテーリングにはコース距離と重視されるポイントが異なる スプリント、ロング、ミドル、リレーの4種類の競技種目があり、 各種目ごとの全日本大会が年1回ずつ開催されています。 スプリントは公園などで行う優勝時間12〜15分の短い競技。 スピードが重視されるのが特徴で、 スピード低下の原因となる難しいナビゲーションやきつい登り・藪などは 避けたコースが提供され、 オリエンテーリング技術としてはルート選択が鍵になります。

 選手権クラスは予選決勝方式。 予選は選手権クラスへの出場資格を持つ137名の選手が 4つのコースに分かれてレースを行い 各コース上位8名ずつ計32名が決勝に進みます。 尾崎選手は第4コースを走り、途中で38秒のミスがあったものの 他の選手を圧倒するスピードで3位に入り危なげなく予選通過しました。

 決勝は予選下位の選手から順にスタート。 尾崎選手、全21レッグのうちの実に5レッグでトップラップを叩き出し、 今度はミスもほぼゼロに抑えて優勝を勝ち取りました。 3.4kmのコースで尾崎選手のタイムは13分30.3秒。 オリエンテーリングのコース距離はコントロール間を直線で結んだ距離として計算されるので 実際の走行距離は4kmほどあると推定され、 キロ3分台前半の凄まじいペースで駆け抜けたことが分かります。 尾崎選手の学生時代からの宿命のライバル・真保選手とは僅か0.1秒差の大接戦で スプリント競技らしい名勝負となりました。

 尾崎選手は3月のロング種目に続く全日本2連覇。 小山様の教え子筆頭格に相応しい無敵ぶりで 小山様の選手育成術の凄まじさを改めて見せつけました。

 今回の大会は小山様がチームリーダーとして率いるオリエンテーリングクラブ・トータスの 設立40周年記念事業を兼ね、トータスの全面協力により開催されました。 トータス会員で小山様の東工大の教え子でもある戸上直哉氏がコース設定を担うなど トータスの主力メンバーが大会運営でも大活躍しました。



尾崎選手のコメント:
 何はともあれ今回はしんぼたん(真保選手)よりちょっとだけ運が良かったかな。嬉しい日だ。 明日も頑張ろう。応援ありがとうございました。 会場が盛り上がって自分のレースに歓声が聞こえる感じ、まじ大好きです。 すごくがんばれます。
(本人のtwitterより)




予選が終わって早くも優勝候補筆頭の注目選手としてインタビューを受ける尾崎選手。 出典:大会公式ホームページ。


大会会場である「やまびこドーム」に入り、 最終コントロールにパンチしてフィニッシュに向かう尾崎選手。 出典:大会公式ホームページ。


表彰式での尾崎選手の優勝インタビュー。 出典:大会公式ホームページ。


日本オリエンテーリング協会会長から選手権者証の授与を受ける尾崎選手。 出典:上林氏の写真館。


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