国沢楽の時代が到来 2015年度の日本代表決まる

(2015年4月19日 掲載)


ジュニア世界選手権(JWOC)日本代表選考会に用いられたコースの一部。



 世界選手権(WOC)とジュニア世界選手権(JWOC)の日本代表選手選考会が 4月11日(土)、12日(日)の二日間にわたって富士山の麓で開催されました。 その結果と過去の実績をもとに選考が行われ、WOC代表8名、JWOC代表12名が発表されました。 今年も小山様の教え子たちが多数代表入りしました。


♦世界選手権(WOC)日本代表
 オリエンテーリングがオリンピック種目に入っていない現在、 オリエンテーリングの世界最高峰を競う大会と言えば 世界オリエンテーリング選手権大会(World Orienteering Championships, WOC)。 1年に1回、毎回場所を変えて開催されており、 今年は7月31日から8月7日にかけてスコットランドで開催されます。 森の中で行う競技種目(フォレスト種目)として ロング競技、ミドル競技、リレー競技の3種目、 公園や市街地などを使った短距離の高速レース(スプリント種目)として スプリント競技(個人戦)とスプリントリレーの2種目があり、 日本代表もこうした種目構成に合わせて スプリント代表とフォレスト代表が別々に選考されています。

 今年はスプリント代表に男子4名女子2名、フォレスト代表に男女各3名が選出されました。 中学生の頃から小山様のもとで育った小山様の筆頭愛弟子・尾崎弘和選手は スプリント・フォレストの両方で日本代表に選出され、 日本代表連続記録を3年に伸ばしました。 尾崎選手は昨年の世界選手権で日本代表の中でもひときわ輝かしい活躍をし、 日本オリエンテーリング48年の歴史が待ち望んだ待望の名選手として 日本中から大喝采を浴びた逸材中の逸材。 この春の全日本選手権大会でも優勝を勝ち取っており、 今年もより一層の活躍が期待されます。

 女子では中村茉菜選手がスプリント代表入り。 中村選手は小山様や尾崎選手らが引っ張るオリエンテーリングクラブ・トータスの会員で 尾崎選手の早稲田大学の教え子でもあります。 同選手の代表入りで小山様の「弟子の弟子」が着実に育ってきていることが 示されました。

WOC日本代表の顔ぶれ
選手スプリントフォレスト小山様との関係
代表選考理由代表選考理由
尾崎弘和推薦A強化選手小山様の麻布中学・高校の後輩。小山様がチームリーダーとして引っ張るオリエンテーリングクラブ・トータスにも小さい頃から入会して教えを受けてきた教え子の筆頭格。小山様が塾長を務める選手育成塾「麻塾」の会員。
谷川友太推薦  2010年のユニバーシアードに小山様とともに参戦。2012年にもユニバーシアード代表になり小山コーチのもとで参戦。
長縄知晃選考会1位推薦
寺垣内航推薦選考会1位
中村茉菜推薦  小山様がチームリーダーとして引っ張るオリエンテーリングクラブ・トータスの会員。尾崎選手の早稲田大学の教え子。
皆川美紀子選考会1位選考会1位相当
伊東瑠実子  推薦
五味あずさ  推薦

WOCのスケジュールと競技種目(要項2時点)
現地時間日本時間種目優勝設定(男子)※コース距離(男子)優勝設定(女子)※コース距離(女子)
8/1(土)18:00-19:158/2(日)2:00-3:45スプリントリレーチームで全体で55-60分(走順ごとに異なる)
8/2(日)9:00-11:008/2(日)17:00-19:00スプリント(個人戦)予選12-15分4.0km12-15分3.25km
8/2(日)17:00-19:308/3(月)1:00-3:30スプリント(個人戦)決勝12-15分4.0km12-15分3.25km
8/4(火)12:00-15:308/4(火)20:00-23:30ミドル30-35分6.5km30-35分5.4km
8/5(水)14:00-18:008/5(水)22:00-8/6(木)2:00リレー90-105分3人×7.0km90-105分3人×5.7km
8/7(金)10:00-17:008/7(金)18:00-8/8(土)1:00ロング90-100分15.0-16.0km70-80分10-10.5km
※「優勝設定」とは主催者側で想定する優勝タイムのことです。 オリエンテーリングではコース距離(通過地点を直線で結んだ距離)が同じでも 登距離(アップダウンの多さ)、走行可能度(林の走りやすさ)、 コースの難易度、ベストルートの直線からの迂回具合などによって 優勝タイムが大きく変わってきます。 このため主催者が事前に試走などを行い、 優勝タイムが想定の範囲内に収まるようにコースの調整などを行います。

参考URL:


♦ジュニア世界選手権(JWOC)日本代表
 20歳以下で世界の最高峰を競うジュニア世界選手権 (Junior World Orienteering Championships, JWOC) も毎年場所を変えて開催されており、 今年は7月4日から7月10日にかけてノルウェーで開催されます。

 このJWOCの日本代表には筑波大学の選手が2名選出されました。 筑波大学と言えば尾崎選手と並ぶもう一人の小山様の筆頭愛弟子・野本圭介選手が チームリーダーとして引っ張ってきたクラブ。 かつての強豪チームながら野本選手の入部前は競技成績が低迷していましたが、 野本選手のリーダーシップと名指導によって急速に力を取り戻してきています。

 オリエンテーリングクラブ・トータスからは国沢楽選手が代表入り。 国沢楽選手はトータスの重鎮・国沢五月氏の長男で、 小さい頃からトータスに所属して小山様の教えを受けて育ってきました。 昨年の全日本ミドル選手権大会でも優勝するなど最近の活躍は目覚しく、 尾崎弘和・野本圭介の名コンビの次の世代を担うトータス育ちの名選手として 注目を集めています。

 国沢楽選手のコメント。 「勢子辻お疲れ様でした。 とっても楽しいレースが出来、念願の日本代表にも選んで 貰い嬉しい気持ちでいっぱいです!! ここで気を緩めずに今から2ヶ月間必死にトレーニングをしていくつもりなので、 応援お願いします。」 本人のtwitterより。

JWOC日本代表の顔ぶれ
選手選考理由小山様との関係
国沢楽選考会上位2名小山様がチームリーダーとして率いるオリエンテーリングクラブ・トータスに小さい頃から所属して小山様や野本・尾崎名コンビらの名指導を受けて育ってきたトータス育ちの名選手。トータスの重鎮・国沢五月氏の長男。
小林隆嗣参考レースの結果
田中大貴選考会上位2名
稲森剛推薦
坂梨敬哉推薦
平原誉士推薦
中村茉奈選考会上位2名小山様の二大筆頭愛弟子の一人である尾崎弘和氏の早稲田大学の教え子。オリエンテーリングクラブ・トータス会員。
山岸夏希参考レースの結果小山様の二大筆頭愛弟子の一人である野本圭介氏の筑波大学の教え子。
鈴木直美推薦小山様の二大筆頭愛弟子の一人である野本圭介氏の筑波大学の教え子。
宮本和奏参考レースの結果
川島実紗選考会上位2名
大類茉美推薦

JWOCのスケジュールと競技種目(要項2時点)
日付(現地時間)競技種目優勝設定(男子)距離(男子)優勝設定(女子)距離(女子)
7/5(日)スプリント14分4.0km14分3.5km
7/6(月)ミドル予選22分3.8km23分3.3km
7/7(火)ミドル決勝25分4.3km25分3.5km
7/9(木)ロング70分11.5km55分7.9km
7/10(金)リレー105分3人×5.0-6.0km105分3人×4.5-5.0km

参考URL:


小山様ファンクラブホームページ トップページへ
トップページ(フレーム無しで見る)